月曜日, 11月 21, 2005

物件探し。

賃貸でも売買でも言えることがあるので書きます。不動産屋の思ってることについてなんですが、

「基本的に物件探しの依頼でむかつくお客(様)はほっときます!」

何故か?それはですね。不動産というものが唯一無二というか同じものが一つもないということと

物件自体は借り物であることがほとんどなのが大きな理由でしょう。

この「借り物」ということについて「はてな?」と思われる方がいると思うので説明しますと

一般的に不動産屋と言われる所は「仲介業者」という分類になります。

「仲介」する。仲を取り持つ。仲人(なこうど)さんなわけです。売りたい(貸したい)人と買いたい(借りた

い)人の間を取り持つ役目が仕事なんです。

売主(貸主)さんがいてその物件を媒介契約というものを結んでお客さん探しを代行するのが

いわゆる不動産屋なのです。

新築マンション等の販売については該当しませんので、それはまたの機会に。今回のお話は

駅前とかにある不動産屋をイメージしてください。

話がそれましたが、借り物を扱っているのが不動産屋。それでは、むかつくお客をほっとくのは

なぜか?

まず、成功報酬が基本の業界なので、むかつくお客はあーだこーだ言って、契約をなかなかして

くれないお客が多い。契約してくれないと利益が産まれません。ということはその人の相手をして

いるんだったら、他のもっと買って(借りて)くれそうなお客さんを相手にしたいという心理が生まれ

てきます。なので、ほっとく。

次に、「俺は金持ってんだぁ。」的なお客に関してですが、お金持ってるお客が探しているエリア

には、そんな偉ぶってない、素晴らしい人格のお金持ちの方も沢山いらっしゃいますので、貴方

だけが金持ちじゃぁないんですよ的な状況があるので。ほっとかれる。というか、偉ぶってる人

たちには、小金持ちが多い傾向があります。

最後に、むかつくお客はクレーマーであることが多い。本人達は当然の権利の主張と思っている

ことが多いのですが、いささか度が過ぎてる場合が多いような気がします。

借り物を取り扱う立場から言わせていただきますと、クレーマーな人たちに買って(借りて)もら

った場合に、売主(貸主)から、「なんで、あんな人を紹介したんですか!?」って言われてしまい

ます。なので、面倒そうな人は敬遠するのが、当然の心理ですね。

読まれて気分が悪くなる方もいるとは思いますが、これが実情です。もし物件探しをこれから

される方は頭の隅っこに置いておくといい物件にめぐりあえるかもしれません。いい人に思われた

ほうが、いい物件にめぐりあえる可能性がちょっとは上がるかもしれないので。

あくまで、演技でいいのでとりあえずいい人ぽく見せてみてはいかがでしょうか?牙をむくのは

その後で。

説明し足りない部分が多々ありますが、眠くなったので、もう寝ます。またの機会にいい不動産

人間と悪い不動産人間について書いてみようと思います。

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

そういうのってやっぱりあるよね。

世の中サービスが付き物。
外食然りそういう仲介然り。

どんな所でもサービスってあるじゃん。
それって要は人間同士の気遣いの極地ってわけで。いい人には商売抜きでいいサービスしてあげたくなるよ。
そこを勘違いしてる人ってやっぱりいる。
金さえ出せばいいんだろぉ?みたいなヤツ。

そう、えてして小金持ちなんだよね~。

そういう態度の悪い人は、サービスを受ける資格がないと個人的に思っておりますです。

匿名 さんのコメント...

日本人消費者は三波春夫の「お客様は神様です」が根付きすぎだと思う。
あ、三波春夫が悪いんじゃないよ。

お金が仲介しても、結局は人と人のやり取りにかわりはないもの。
お客とお店も、お互い思いやる気持ちが大切だよね。

Unknown さんのコメント...

お金じゃない部分で、有効性があがるなら上がった方がいいもんね。
考え方にもよるけど、個人的には気持ちよく買いたいし、気持ちよく売りたい。そして気持ちよく仲介したい。
ま、なかなかないんだけどね。そんなこと。