日曜日, 11月 26, 2006

ピンポン

萬画書店にのっけてる本をちょっとは紹介しようと思い「ピンポン」松本大洋さんの作品。
映画化もされてるから知ってる人は多いかも。
正直松本さんの絵がオシャレなことから、ちょっとこじゃれた奴が好きな漫画家にあげているのも手伝い「ケッ!」とか思ってたが読んでみて本当にいい作品。
内容は高校卓球の萬画です。
いわゆる青春萬画です。

萬画のいいところである、非現実と現実とのバランスがちょうどいい作品。
卓球の試合の描き方はキャプテン翼とかみたいな「あるわけねーじゃん」といった表現を非現実とすればスラムダンクが現実(ほんとか?)と置けるなかのちょうど良い非現実感がなんとも秀逸。

10代の空回りな、ガムシャラな、でも「そうだよな」って思わせる心の動きも見所の一つ。
その心の葛藤を表現する舞台で多く使われているのが「トイレ」。
隠れて煙草吸うのもトイレなら一人で泣く時に使うのもトイレ。
意外と一人でいれる空間て少ない中で自分と向き合う場所としてトイレが使われてます。

「ウォォ」って気分のあと「オレも頑張るかな」という気分になりたい方是非、ご一読を。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ピンポン、映画化もされた作品だよね。
松本大洋さんの作品はどれも高い評価を受けているみたいですな。
おれ、1作品も読んだこと無いので今更ながらキョーミありんす。

今度借してもらおーかな。
(え?萬画堂で買えって?)

Unknown さんのコメント...

いや、是非お貸しします。