金曜日, 2月 17, 2006

古本について

言わずもがな、マンガ大好きなんですが最近、というかここ数年問題になってます。
それは「古本」。
理由としては、いわゆる「新古書」について問題になってますね。
出たばっかの新刊を古本屋さんが、新品よりもやや安い値段で売りに出すので、新品の売れ行きが下がっている・・・・らしい。
印税で暮らす作家さん達にとっては非常にシリアスな問題のようです。
売れっ子作家さんなどは、ちょっとくらい減ってもいいじゃん。て思った事もあったのですが、そういう状態ではない作家さんも多数存在するわけで。セールスとは直接結びつかなくても、素晴らしい作品はいっぱいあるのは、言うまでもないことで。
以前、寺沢武一さんのホームページを見た時に、このことについて書かれておりました。
要するに、「古本買わないで、新品買ってね」という内容。
ちなみに寺沢さん、数年前に脳腫瘍を患い、現在においてもリハビリ中+執筆中です。すごいね。
でも、一番の代表作である「コブラ」。執筆活動もままならない状態を考えるとコブラの印税は冗談でもなんでもなく生活を繋ぐライフラインになってるはず。 「新古書」の問題をあからさまというか、ストレートに書いていたことに軽い衝撃を受けました。

ただ、安くていいものが売れるのが市場の論理あのは、まぎれもない事実。安くてほとんど同じものを買って(もしくは売って)なにがいけないの?というのは当たり前。・・・なんですが!!あえて言いたいのは、漫画家がアーティストであるかどうかの論議は別として、作品を産み出しそれで生活をしていくことを鑑みると、法律で守られてもいい立場なのかな?と思ってます。
例えば、初版を出版してから3年間は古書店での販売を禁ずるといったもの。3年はちょっと長いかな?いや根本の解決になってないか。そうじゃなくて、小説やら漫画等を販売した古書店とかは、数パーセント作者に還元するとか。一応それで儲けているわけだし。

え~仕事が始まったのでまたこの続きはまた後で。

一日経ちまた、書き始めました。昨日は4時まで・・・・・どうもありがとうございました。片付けもせず帰って申し訳ない。お仕事がんばってね。

さて、続きですがいい製作者を産み出すような環境を整備するのは大切なことだと思ってます。
音楽業界がこれだけ盛況なのは、ビジネスとして非常に成り立ちやすいという事も一因だと思います。
繰り返しになりますが、セールスだけで一概に判断出来ないのが、音楽・小説・絵画・漫画・映画などなど。
それぞれがそれぞれで、法律で保護されいる部分が近年多くなってきているような気がします。
コピーコントロールCDや、着メロ・着ウタなどからの印税収入。以前からの転載禁止やら。
パソコンの普及も一端を担っているのかもしれません。
メディアというものが、どういったものかについて語れる立場ではないので、ここでは特には述べませんが、存在の有り方が問われている状況にあるのかもしれません。フリーペーパーの普及もその一つなんでしょうね。
まぁ、話がそれましたが今後も良好な漫画を見たいという気持ちがあるので、漫画業界には充分潤っていてもらいたいというのが、ちょっと偏っているとは思いますが、僕の率直な気持ちです。古本にせよ、新本にせよ、その作者の作品があってこその本屋さんの利益であれば還元されてもいいというのが自分の考え方です。ただ、本屋もインターネットとかの普及でかなり打撃を受けているみたいですけどね。難しい問題なのかも。

ちょっと脱線しますが、自分はインターネットで買い物をしたのは、マッドカプセルマーケッツのTシャツだけなんです。まぁ、それはいいとして、古本屋さん好きなんですよね。インターネットで探せばすぐに手に入る作品てかなり多くあるとは思いますが、あえてそうしないでプラッと寄った古本屋に置いてある。これが嬉しいんですよね。「うぉぉ あったよ!やっと あったよ!」って気持ちになる。もうウキウキ(死語!?)これを味わう為にあえて古本屋で探すんですね。

話を戻しますが、ちょっとだけ意識して、文庫版を買ったりもしてるんですよ。これが助けになってくれればみたいな。とか言っても今日、古本屋で釣りキチ三平8巻・9巻買ったんですけどね。でも、先日このブログページで紹介した、昭和60チルドレンは1巻だけ古本屋で買って、非常に面白い作品だったので2巻以降は意地でも新刊買うぞという気持ちで探してました。おかげで、3巻・4巻はすぐに買えたのに、2巻が買えなくて家で3ヶ月くらい寝かせてました。それを含めて楽しみなんですけどね。

買う買わないに関してはもちろん、人それぞれです。現実に古本屋さんには大変お世話になってますし。ただ、こういう話もあるんだなということを皆さんにちょっと知ってもらいたかったので、書いてみました。

多分これ見た人の中で「こいつ仕事しろよ」って普通に思われるんだろうなぁ。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

あうあう。遅くなりましたがこの間は結構なワインどうもありがとうございやした!
いづれ美味しいワインでお返しいたしやす。

古本問題は作家さん達には死活問題だろうと解ってはいるんだけど・・・・ビバ!古本。
だって安いしな。。。