金曜日, 1月 19, 2007

これは大問題でしょ?

米航空専門誌エビエーション・ウイーク・アンド・スペース・テクノロジー(電子版)は18日、中国が高度約850キロの宇宙空間にある老朽化した自国の人工衛星を、弾道ミサイルに搭載した弾頭で破壊する実験に成功したとして、米情報当局が確認中だと伝えた。

 スノー大統領報道官は同日の記者会見で、この情報を事実上認め、中国側に既に懸念を表明したことを明らかにした。

 中国による衛星破壊実験が表面化したのは初めて。実験成功が事実なら、有人宇宙飛行の成功などで「宇宙大国」化を目指す中国が、米国などの軍事衛星に対する直接攻撃能力を獲得したことを意味し、米中は今後、宇宙空間での緊張を強めることになりそうだ。(ワシントン共同)


WIKIPEDIAによれば、
宇宙ごみ(スペースデブリ)が互いに、あるいは低軌道周回衛星に衝突すると、それにより新たな破片が生じる。すると、衝突する確率が1桁上がる。そうなると、更に宇宙ごみ同士、低軌道周回衛星への衝突が発生しやすくなり、それにより更に発生した宇宙ごみでまた衝突確率が上がる。加速度的に宇宙ごみの数が増え、衝突が連鎖的に起き、ロケットをいつ、どの方向に打ち上げても、宇宙ごみにより遮られて、最終的に人類は宇宙へ出られず、宇宙開発ができなくなってしまうという理論。
NASAのドナルド・J・ケスラー博士が唱えたことから、「ケスラーシンドローム」と呼ばれている。この理論は、仮にそのような事象が発生した場合でも空間に対する宇宙ごみの密度、速度などの問題があるため、実際にケスラーシンドロームが発生するとは考えられていない。しかし実際に、宇宙ごみそのものは存在し、人工衛星などに衝突する可能性はあることから、宇宙ごみを減らす取り組みがなされている。

ということらしい。自分達でわざわざゴミを増やしてどうなるんだ?
やっぱ、環境問題とかそういうの国家間では関係ないのか?

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

今朝ニュースで見たけど、masahnが何か反応しそうと思った。(笑

デブリ屋はまだいないからなあ…どうすんだろ。

匿名 さんのコメント...

今でもロケットの打ち上げにはデブリにぶつからないように、細心の注意を払って打ち上げてるってのによー。
宇宙でのゴミのまき散らしはもうやめていただきたいね。
地球がこれだけ汚れているんだから、宇宙くらいはなるたけクリーンでいて欲しいのに。
デブリは現時点では回収できないし。(技術面もあるけど、なによりコスト面で夢物語なので)
早く来てくれハチマキ。

打ち上げ技術を持っている国は、ある程度の重量物を軌道まで持ち上げることができるようになると、すぐ衛星破壊実験やるんだよねー。
アメリカ、旧ソ連もかなーり昔に衛星破壊の実験を行っています。
そのうちインドとかもやるんじゃん?

>やっぱ、環境問題とかそういうの国家間では関係ないのか?
どこの国もそうなんだけど、国って自分たちの技術がある程度成熟したと納得するまでは、環境破壊など気にせずに工業化を推し進めているよね。
歴史や経験からモノを学べない、おサルさん以下の人と呼ぶには悲しい人たちが国を動かしているからなのだろうか?